2015年9月27日日曜日

第11話 源流


鹿児島市内を堂々と流れる川、甲突川。春には川沿いの桜がキレイに咲き誇りますね。
そんな甲突川をさかのぼった事ありますか?
甲突川ってどこから来ているのかご存じですか?
意外と知られていない、そして行くこともほぼないに等しいくらいの知名度だと思います。私もかつては知りませんでした。そもそもそれを知りたいと思う人自体そんなにいないでしょうけど…。


                           
甲突池ってどこにあるのか?


甲突川の源流は鹿児島市の郡山町にあります。看板もあるし、八重山公園が良い目印になるかと思います。



鹿児島市から車で1時間くらいで行ける所にあり、ふと思い立っても行けるくらいの距離です。
国道328号線を北上し、八重山公園の方に進みます。そしてさらに進むと田んぼが広がる風景になり、その中に甲突川の源流“甲突池”が現れます。



その甲突池はこちら!




日本庭園を表現しているのでしょうか。日本的な造りをしています。
水の透明度は高く、もちろんですがキレイ☆




周りには田んぼが広がっていてとてものどかな風景で、ほっこりします。
今でもこの田んぼを潤しているんでしょうね。



なかなか行くことのないところかもしれませんが八重山公園や近くを通った時は行ってみてもいいのではないでしょうか。

行かなくても甲突川の源流ってあるんだ~と知っているだけでも川の眺め方が変わるかもしれませんね。







2015年9月20日日曜日

第10話 船上の名物


以前観光客の方に

「霧島にフェリーで行けるって聞いたんだけどどうやって行くの?」

と聞かれた事があります。
すごく疑問でした。だって霧島はフェリーでは行けませんから…。
「はて?」と悩んだ結果、その方は霧島と桜島を間違っていた事が判明。
霧島も桜島も鹿児島を代表する屈指の観光地!どっかで情報がごっちゃになっちゃったんでしょうね。



その桜島フェリー。鹿児島市と桜島を結ぶ大変重要な交通手段です。陸回りでも行けますがフェリーで渡るのが一般的。しかも乗船時間はおよそ15分という近さ。車も結構乗せられます。



運賃は大人¥160、小人¥80でかなりお財布にやさしい運賃です!ICカードのラピカも使えます。


そして車両持ち込みだと¥880(3メートル未満)~です。これにはドライバーの運賃も込まれています。

桜島フェリーは15分おき(日中)に出ています。なのでもう市電感覚ですね。しかもあっという間に到着です。






つづいてこちら。


鹿児島県本土は薩摩半島と大隅半島からなっています。
鹿児島市は薩摩半島にありますが大隅半島に渡る時はこちらもフェリーを使うのが一般的で、それ以外では桜島フェリーでまず桜島に渡ってから大隅半島に入る方法とフェリーを使わずに陸回りで行くという方法があります。

さて、鹿児島市の鴨池というところから大隅半島の垂水というところに渡る手段としてあるのが“垂水フェリー”。結構大きいフェリーでこちらも結構な数の車を乗せられます。

鴨池港から垂水港までおよそ40分。
運賃は大人¥480、小人¥240です。車両持ちこみだと¥1250(3メートル未満)~です。こちらも料金にはドライバーの運賃が含まれています。なので同乗者がいればその人の分は加算されます。



さて、桜島フェリーの15分、垂水フェリーの40分、この船旅中何をしますか?
海風に当たるも良し、室内でゆっくりするも良し、景色を楽しむも良し、売店で珍しいお土産を探すも良し。それに…


うどんを食べるも良し!

どちらのフェリーでも言えることなのですが…
すっかり錦江湾を渡るフェリーの名物&定番です!
桜島フェリーでは15分という乗船時間の短かさから食べ終わらない!という人がいるかもしれませんが垂水フェリーは十分な時間があります。
うどんはかけうどんや肉うどん、かきあげうどんなど種類は豊富で、そばやおにぎりもあります。


お値段は一杯¥400~で決して安いとは言えませんが船上で食べるという特別感もあるせいか、美味しいです!
何よりダシが美味しい!飲み干してしまうくらいの美味しさ!!



鹿児島の食のオススメの一つとして紹介できるくらいのものだと思います!




ちなみに…
桜島フェリーの乗船時間の15分で何杯のうどんを食べられるのか挑戦した人がいるという話を聞いたことがあるんですけど、すごく笑えますよね~。くだらないとも思うけど、ちょっと気になりませんか?
大学生の子が挑戦したそうで結果は…3杯だったそうですよ☆



俺、私、もっといける!という方、記録更新楽しみにしてま~す!!
もう更新されてたりして…


2015年9月13日日曜日

第9話 鹿児島にある活火山


先月、桜島の警戒レベルが4に引き上げられました。ビックリしましたね。
緊急メールが鳴り、前代未聞の出来事で初めて桜島を怖いと思ったし、遂に来たか…と思いました。以前からそろそろ大きい噴火が起こってもおかしくないと言われていたので。
しかし、何事もなくレベル3に戻りいつもの日常が戻ってきて良かったです。
そんな活火山である桜島。鹿児島市にあって実際噴火が目に見えるくらい活発なので分かりやすい火山ですが、鹿児島県には桜島以外にも活火山がいくつかあります。
そんな活火山のご紹介。

 


日本にはおよそ110の活火山があり、そのうちの11の活火山が鹿児島にあります。
※マールの説明までしません。気になる方はググって下さい。
                      
                                                          
【鹿児島県にある活火山】
北から順に~



1.霧島山(大小20あまりの火山をひっくるめて霧島山です)


2.米丸・住吉池マール(マールの中に田んぼがあります)

3.若尊(鹿児島湾の北東部に位置する海底火山。たぎりが見られます)


4.桜島(ご存じの通りです)


5.池田・山川マール指宿市の山川港あたりがそうです)

6.開聞岳(きれいな円錐形の火山。別名薩摩富士)


7.薩摩硫黄島3つの島からなる三島村。そのうちの1つ)

8.口永良部島記憶に新しい火山島)

9.口之島日本一長い村“十島村”の一番北に位置する島)

10.中之島同上。口之島の南に位置します)

11.諏訪之瀬島(同上。意外と活発です)


以上です。
ちなみに…十島村に属する悪石島や横当島なども火山地形は鮮明らしいのですが噴火年代を示す証拠がないため活火山とは認定されていないそうです。




ところで…そもそも活火山はどういった定義があるのでしょう?


元々火山の寿命はおよそ10万年と言われているそうです。なので“休火山”や“死火山”という言葉も聞く事がありますが適切な言葉ではない事になります。休んでいるように見えても新しい火山活動から10万年を超えていなければ活火山だし、死んでいたらそもそも既に活火山ではないと言う事に(という風に私は解釈しています)


一連の火山活動はおよそ1万年継続するそうです。よって1万年前より新しい火山を活火山とする!ということになっているそうです。
私たちが生きている間に火山活動がなくても、過去さかのぼって1万年以内に火山活動があればそれは活火山。
何かややこしい説明になってしまいましたが…要は→→
今からおよそ1万年前というとだいたい縄文時代の早期くらいかと思います。なので縄文時代から平成時代(今日まで)の間に火山活動があった火山は全て活火山という事です。




今、各地で火山が活発化しているように見えますが、昔(江戸時代以前など)は記録を残すという作業が微弱だった為、火山活動がなかったかそれともあっても記録が残ってないかとはっきりしていないだけで、日本はいつでも大地大動乱期で、火山はいつも活動しているそうです。
大噴火が起きたりしたらどうしよう…と、もちろん不安もありますが火山がある事で温泉が出たり、地熱発電が出来たりと、それなりの恩恵も受けている我が鹿児島です。

※今では見られない2011年の噴火以前の新燃岳のカルデラ湖

2015年9月6日日曜日

第8話 かわいい案内人~薩摩こんしぇるじゅ。~

「薩摩こんしぇるじゅ。」って御存じですか?
最近はメディアでも大分取り上げられるようになりました。
鹿児島市内を案内してくれるガイドはいくつかありますが一番メジャーなのは市がやっている、まち歩きガイド「ぶらりまち歩き」かと思います。安いし、コースも豊富です。
そんな中、昨年の6月に案内をスタートした新たなガイド団体があります。それが…
「薩摩こんしぇるじゅ。」
です。幕末や明治時代の偉人の足跡をたどるコースや歴史とグルメのコースなどがあるようで全部で4コース。コース数は少ないですが、薩摩こんしぇるじゅ。最大の特徴(?)が…
若い女性のガイドさん!衣装もかわいい!!
です。男の人は案内どころじゃなくなるかもしれません!笑。

鹿児島好きの私。「薩摩こんしぇるじゅ。ってどんなもんなんだろう…?」そんな好奇心で体験してみました。





私が選んだコースは~
幕末や明治時代の偉人の足跡をたどる「天文館 維新への道コース」。


照国神社の大鳥居のところが集合場所でした。
少し早く着いたので神社内を散策。そして時間になり鳥居の所へ行くと…
いました、いました!かわいい案内人が!
私のガイドをしてくれたのは…こちらの薩摩こんしぇるじゅ。のおふたりです。


こちらのかわいいガイドさん、マキさんとミキさん。案内はいつもふたり体制で、一人がメインで案内、もう一人がサブ的な役割をしているそうです。


さて、料金を支払い、いざまち歩きスタート!まずは島津斉彬を祀る照国神社から。
最初は幕末あたりの薩摩のお殿様関係の説明をしてくれます。
ざっくりコースを説明すると…
照国神社→探勝園→持明院石像→西郷隆盛銅像→休憩→造士館・演武館→天文館の碑→アンケート記入
といった感じです。時間はだいたい1時間半くらい。
詳しい内容は実際体験してみて下さい♪


今回私は一人参加で且つ、他に申し込んだお客さんがいなかったので薩摩こんしぇるじゅ。を一人で貸し切った状態でした。なので、もしかするとコース外の話もあったかもしれません。
案内の内容は既に知っている話もありましたが初めて知る話もありました。そして、上手く言えませんが…思ってたよりちゃんと(?)した案内でした。若いお姉ちゃんたちだからもっとマニュアル機械的な案内だったりするのかな、と思っていた部分もあったのでちょっとビックリしました。とても濃い内容だったし、楽しかったし、参加してみて良かったです!

案内の途中の休憩時にお茶を出してくれるんですけど…出してくれた水出しのお茶がすっごく美味しかった!


確か知覧茶だったと思います。ちゃんと鹿児島のお茶をPR!あとボンタン飴という鹿児島のお菓子のプチプレゼントもありました。


今までとは一風変わったガイドスタイルがとても新鮮な薩摩こんしぇるじゅ。でした!!
私もやってみたい…かも。



薩摩こんしぇるじゅ。では既に設定されているコースの案内だけでなく、お客さんの希望に合わせたオリジナルの案内もしてくれるらしく、相談すればそれ用にプランや見積もりを出してくれるそうです。
ガイド料金は一人あたり¥2500。ですが、今、キャンペーン中で¥1500です!来年の3月までキャンペーンを実施するそうです。
詳しくは薩摩こんしぇるじゅ。のHPをどうぞ。




※写真やリンクは本人たちの許可を得て掲載しています。

※ちなみに…天文館とは鹿児島市の中心部にある繁華街です。