2017年11月18日土曜日

第58話 今では人気の観光地〜大手水の湧水〜

このブログで既に登場しています、大手水の湧水。
私がかつて行った時それはそれは感動したものです!湧き出る水の多さと水のキレイさに。そんな大手水の湧水に久々に行ってみた。

霧島市横川の山奥にこんな湧水がある事なんぞ知ってる人の方が少なかったと思われる「大手水の湧水」。今なぜ再びこの湧水の事を書こうかと思ったかというと…

今ではすっかり観光地!!

になったから。おかげで前より断然行きやすくなりました。
こんなに観光地化されてキレイになったのは今年。ニュースで見たのでキレイに整備された事は知っていました。でもこんなにキレイになって来る人も増えたなんて…先取りしていたつもりの私は皆に知られるようになってちょっと悔しい気持ちもあるような複雑な気持ち。でも鹿児島の面白(私の得意分野はこんな所あるよ!という場所の紹介だと思っている)を皆さんにお伝えする!使命を勝手に感じてこのブログを何とか続けて来ましたから私の思う鹿児島自慢は全部さらけ出しましょう!


改めて…
前は地元の人でさえ知ってるのか知らないのかというような感じの場所でしたし、整備もされておらず、見た感じはほぼ放置状態でした。一人で行ったら、たまたま来てたご夫婦に一人で来た事をビックリされるくらいの山奥&人はちらほらしか来ないような場所。そんな場所が~

駐車場できてる!

説明板設置されてる!

水汲めるし、トトロのさつきとめい思い出す!

キレイな階段できてる!

近くまで安全にいけるよう足場が出来てる!


と、こんな感じになってました!

そして変わらない水量と美しさ!


ただ、駐車場までの道は行きやすくありません。ここは整備しなかったのか?と思うくらい変わっていませんでした。大きな車は通りにくいくらい狭い道路幅です。そして場所によっては対向車が来ると完全にアウト!離合できません…。これは何とかして欲しいところ…。夏以外はまだ来る人は少ないかもしれないけど夏は多いでしょ。水汲みだけでなく良い避暑地になりますからね。

この水でコーヒーやお茶、お米を炊くなど使い道は様々。
行く時は水を入れる容器を是非忘れずに。


2017年11月3日金曜日

第57話 宝島!吐噶喇列島縦断!~後編~

翌朝起きたのは…午前3時半。こんなに早く起きた理由、それは…
朝ごはんが4時10分と言われたから。帰りのフェリーが5時頃着くので逆算するとこの時間…。「こんな早朝から食べられない…」って思ってたんですけど意外と食べられるものですね。
でも、もしかすると予約の時点や早めにお弁当の希望を伝えておけば、お弁当を作ってもらえたと思います。鹿大の皆さんはお弁当でしたから。なので、お弁当がいいという人はその旨を伝えておくといいでしょう。
というか朝早く民宿のおばさんも起きるわけです。ホントありがとうございます!


そして4時45分、民宿を出て港へ。
もちろん外はまだ真っ暗でしたが空には満天の星空が広がっていました。なのでフェリーが来るまでスターウォチング!流れ星も見られました!



そして、5時5分、ほぼ定刻通りにフェリーが宝島に入港。
真っ暗闇の中、船内から漏れるライトを光らせながら入港してくるフェリーとしま。この入港時の何とも言えないかっこよさと頼もしさ!!!「うわ~超かっこいい!!」と、大興奮!
ライトアップされたフェリーとしまを初めて鹿児島で見た時のかっこよさに頼もしさがプラスされた感動でした!

民宿のおばさんに別れを告げ、フェリーに乗船。まだ奄美から出てきたばかりなのでさすがに空いていました。そして5時20分頃、フェリーが宝島を出港。感動いっぱいの宝島。見えなくなるまで手を振りました。これからまたおよそ13時間の長い船旅が始まります。



宝島を出ておよそ40分、小宝島に到着。
宝島を出た時は真っ暗だったのにこの頃には大分明るくなっていました。

朝日を見たいと思っていた私はずっと外にいたのですが、ここである人を発見。昨日フェリーで会ったダイバー兼カメラマンのお兄さん。
ちょっとお話したり、写真を撮ってもらったりしてたので、すっかり顔見知りに。
乗船してきたお兄さんとしばらく朝日を撮ったりおしゃべりしたりしてました。





その後一旦部屋に戻った私は寝ていた友達を起こし、お願い事を。

「酔い止めちょうだい…」

そう、船酔い。
前回も今回の行きのフェリーでも酔わなかったのに、ここにきてまさかの船酔い。でも確かに波が高かったし、荒かったと思います。だって、外にいた時めっちゃ水しぶきがかかってたし、船内でもふらつくくらいだったから。そしたら次第に「何か気持ち悪い気がする…」と。最初は気のせいだと思ってたけど残念ながら気のせいではありませんでした。
船酔いはしないと思っていたので酔い止め薬を持って行かなかった私ですが、絶対の自信がある!!という人以外は一応持って行った方がいいかもしれません。特に長距離になる人は。

海風に当たっていたものの酔い止めが効くまでキツくて泣きそうでした。「酔い止め飲んだから良くなる!」と思っても心が折れます。だって時計の針はまだ朝7時を過ぎたところを指している。ということは…

鹿児島まで
あと12時間もかかる…!!

「うぉー!!遠い!!」と凹みました。
酔い止め飲んだのが7時頃。この時点で鹿児島までまだ12時間くらいかかるんですよ!フェリーから逃れられないんですよ!途中の島で落ち着こうと思って降りたりしたら3日くらい帰れなくなるんですよ!だから精神的にきつかったです。

そんな状態で悪石島に着く前辺りからとりあえず横になっていましたが諏訪之瀬島に着いた時、「民宿のおばさんまたいるかも!」と、思い切って起き上がってみました。そしたら大分良くなっていたので、本当にほっとしました。でも外に出ると民宿のおばさんはおらず。上り便(鹿児島行き)のフェリーの時は下り便(奄美行き)の時に比べて港にいる島民の数は少ない。奄美からの荷物や宿泊客とかが少ないからでしょうね。

その後の中之島でちょっと面白い事がありました。
フェリーが諏訪之瀬島を出た後「中之島で“中之島アイランドマーケット”をやっているので降りたい人は名簿に名前を書いて下さい」的なアナウンスが流れました。

もちろん見たい。降ります、降ります!!

中之島に着く頃にどんな感じかな~とフェリーから港を見ていたのですがマーケットらしきものが見当たらない。はて?でもよ~く見るとやってました。待合所の小さな一角で!
港全体でわいわいやっているマーケットを想像していたのですが…忘れちゃいけません、ここは吐噶喇列島!
港に降りてマーケットを見に行くと島で作った加工品やTシャツなどが売られていて、何か買いたかった私は島バナナで作ったジャムを買いました。離島ということもあってかちょっとお高めでした。
中之島の上陸時間は10分程。フェリーに戻ったら、戻った時間を名簿に書くようになっていました。これを書かないと戻った事を船員さんが把握出来ないのでフェリーに戻っていても、いないと思われてずっと待つ事になります。皆さんに迷惑をかけるので要注意です!

その後、口之島を過ぎてからしばらくまた横になり、15時頃「そろそろ屋久島が見えるかなぁ」と思って外へ。
そこから見えるは…
硫黄島。屋久島は既に過ぎていて三島が見え始めていました。

ここからはもう寝ずに外にいました。島が見える楽しさもあるし。
この時は十島村役場の人と知り合い、しばらくおしゃべり。この時、私が7月に諏訪之瀬島に行った時、友好島民の会のカレンダー用の写真を撮りに来てるカメラマンに会ったという話をしたらその方、結構有名なカマラマンである事が判明。
その名は佐藤健寿氏!有名だから名前出してもいいと思うんですけど、帰ってきてからググってみると…めっちゃ出てきました!!顔写真も出てきて「おぉ、佐藤さんだ!」って感じで、さらにファンも結構いるし、テレビにも出てる事を知り、この前番組を見てみたんですけど結構すごい人でビックリしました。だから、それなりにしゃべったけど

もっと絡んどけば良かった~!!!

出会いは大切にしたいですね。日本本土にいても出会わなかったであろう人と吐噶喇列島で出会うって面白い!

鹿児島湾に入る頃、友達と外でカップラーメンを食べたり、アイスを食べたり。その時、再びダイバー兼カメラマンのお兄さんに会い、その後はお兄さんも含めて鹿児島に着くまでずっとおしゃべりしていました。吐噶喇の話、海の話、お兄さんの話…などなど。屋久島でダイビングショップをやっているそうです。

この時間になると見えてくるのが夕日。山に沈むこれまた神秘的でキレイな夕日を眺めながらちょっと切なくなりました。吐噶喇旅が終わる…。逆に「フェリーから朝日も見たけど夕日も見るってどんだけフェリーに乗ってんだ?」とちょっと面白くもなりました。長い時間乗ってるなぁと。でも色々面白かったですけどね。
夕日が沈み、暗くなった時、目の前をキラキラした大きな船が通りました。「今の時間に出るこんな大きなフェリーってあったっけ?」と思いつつ、よくよく考えて見ると…豪華客船だ!初めてこういう形で見たのでちょっと得した気分でした。

そんなこんなで19時過ぎにフェリーは鹿児島に到着。実際かかった時間、14時間。フェリーとしまとお兄さんに別れを告げ、私たちも帰路につきました。




今回私たちが宝島に行ったのは9月末。9、10月は台風でフェリーの欠航率が高くなるんですけど、今回の吐噶喇旅もキレイな晴れ!抜群に天気が良かったです!だから島もまだまだ夏!でした!!


そして2回目の吐噶喇旅を終えて改めて思った事は…とにかく
人との出会いが楽しかった!!
実際出会った人たちも良かったし、この人はどの島まで行くんだろう、どうして吐噶喇に行くんだろう、誰と乗ってるんだろう、など色んな疑問が出てくるし、聞きたくなります。しかも、日本最後の秘境と言われるくらいの吐噶喇列島に行くわけですから、全然知らない人でも同じフェリーに乗ってる事で最初から何だか親近感を感じる!
だから吐噶喇列島に2回も行っちゃう事になったんだろうなと思います。
そしてまだ行っていない他の5島。どれかにまた行く気がする…。




☆吐噶喇プチ情
吐噶喇列で繋がる携帯電話のキャリアはdocomoです。それ以外は不安定。私はdocomoなので普通に繋がっていましたが友達はdocomoではなかったので所々圏外になっていました。でもフェリーではdocomoでも所次第では圏外になりました。まぁこれは海の上ですからしょうがないかな。