2017年8月31日木曜日

第55話 遂に吐噶喇列島へ!〜中編〜

ガイドをしてくれたのは諏訪之瀬島ガイド協会の矢澤さん。ゲストハウスもやっています。
→→→すわのせゲストハウス(最近リニューアルしたそうでHPに私の後ろ姿の写真が使われています)

矢澤さんの車に乗り込み、移動開始。まず入山届を出しに出張所へ。
なかなか風情のある建物ですね…。開いてたけど誰もいなかった。しばらくしたらおじさんが来ました。そして入山届を提出していざ御岳へ!
御岳の標高はおよそ800メートル。私が今まで登って来た山に比べたらかなり低い。だから、
正直、なめてました…。登山経験も多い方だし、「楽勝でしょ」と。けど…実際は結構きつかったです。

そもそも登山道があまり整備されていない。一応登山道はあるんだけど草木がボウボウと生えていて道が見えないという所があったり、足を上げて登らないといけないくらいの段差があったり…。そんなに御岳に登る人もいないんでしょうね。
もちろんそんな所ばっかりではないんだけど、それなりに“登山”でした。あとは私がちゃんと寝ていないとか船旅の疲れがあったりとかで万全なコンディションではなかったからというのもあると思いますけど。

御岳は山頂までは行けません。なんせ噴火警戒レベル2の火山なので。
私は行けるところまで行こうと思っていたのですが半分くらいでしょうか?集落も見えるし、島の大体の風景も見えるし、反対側の海も見えるし、何かここで十分だな、と思ってそこまでにしました。

そして、御岳でこんなカワイイ花も見つけました。
マルバサツキです。標高や年にも寄りますが5、6月が時期のようで、今回私が行った時はもう終わっていましたが、そんな中、気まぐれに咲いているマルバサツキがいくつかありました。花の時期に合わせて来たらすごくキレイな景色なんでしょうね。



下山後、島内観光へ!
まず向かったのは桜の巨木。
ナベダオの桜。分布の南限だそうです。


その後、港へ向かいました。元浦港という港で、朝着いた港とは違う港。フェリーが切石港に入港出来ない時はこっちの港に入港したりするんだそうです。
そうそう、そこに向かう途中にこれがありました。
桜島にもあります、避難壕。諏訪之瀬島にもあるんですね。

そして元浦港に到着。
この港の海がまたキレイなこと!この色です!

飛び込みたくなるこの色!さすがです!
そして、その元浦港の近くに今年ニュースになったあるものがありました。
こちらです!
このタンカーが座礁したニュースが流れたのは今年の2月。解体は決まったものの未だそのままの状態でした。いつ作業が始まるんでしょうか。

そして次に向かったのは…



飛行場!
ま~っすぐ延びた滑走路には何もありません!そしてやるでしょう、端から端まで走る!車でね。

かつてYAMAHAがリゾート開発した時に作ったそうですが今はもう撤退しています。今はドクターヘリなど緊急ヘリポートとして使用したりしているそうです。


島内に南国らしさを演出しているハイビスカスを見ながら次へと向かう。

向かった先は朝フェリーが入港した切石港。その先にあるのが…

“乙姫の洞窟”というのがあるんです。今はないけど昔、祀られていたそうです。


道のりはそんなに遠くないんですけど、この洞窟に辿り着くまでの道が御岳以上にワイルドで「ここ行くの!?」と一瞬引きました。だってこれですよ!
どこが道ですか!?って思いました。この写真はまだマシな方。もう少し先に行くともっと背丈の高い草が生えてて完全に足元見えない。写真を撮る余裕はありませんでした。ガイドさんは淡々と進んでいきましたけどね。さすがです!

洞窟の後、海の潮が引いていて切石港の下が歩けるようになっていたのでちょこっと磯遊びをしました。生き物観察したり、写真撮ったり。朝はなみなみとした海だったのにこんなに引くもんなんですね!
遊び疲れて民宿に戻ったのは13時前。大体4時間の島巡り。ちなみにガイド料金はこれで¥5,000(2017年7月現在)でした。内容によって料金は異なるようですが、まぁ、こんなものだと思います。


お昼ご飯を食べた後は部屋でちょっと休憩。ようやくちょっと寝ました。
2時間くらい休憩して大分体力が回復した私は徒歩で島内観光開始。適当に歩いてみると…朝来た出張所に着いた。車に乗ってると方向感覚が分からないけど自分で歩いてみると「さっきはこう来たのか~」と分かるものである。
どうやらここら辺が島の中心部らしい。



さらに進むと諏訪之瀬小中学校がありました。
 日曜日なので休みなんですけど中学生くらいの男の子が立派な体育館に入っていったので話しかけてみたらバドミントンの大会があるらしくそれの練習だって。それにしても島の子供たちはよく挨拶をしてくれる。「こんにちは~」って。といっても会ったのは2人だけだけど。

しばし島内をウロウロ。


すると、前から見覚えのある車が来た。もしや…
午前中お世話になったガイドの矢澤さん!!
さすが小さな島です!アポなしでも会えるっていうこの感じ!
そして矢澤さんが家に忘れ物を取りに戻って来たというのでついでにゲストハウスを見せてくれることになり、再び車に乗り、矢澤さんのゲストハウスへ。自分の家の超広い敷地内にあるゲストハウス。立派なゲストハウスが3つありました。手造りだそうです。



夜、ご飯を食べた後完全にまだ日も落ちきってないので今度はさっき歩いた方向と反対の道を散歩してみることに。暗くなったので行ききってないけど結果的に石切港に着くだけでした。日も暮れて、竹やぶや畑など緑の中を歩くと気持ちよかったです。島ですね~。


21時くらいになるとさすがに眠気が襲ってきてようやく遊びまくった島旅2日目を終え、就寝。


後編へつづく〜

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