2015年11月29日日曜日

第19話 お茶の町のご当地グルメ~知覧~


頴娃、知覧、川辺の3町からなる、鹿児島市の南西に位置する南九州市。
お茶の産地でもあり、戦争を色濃く残しているところでもあります。そしてよく言われているのが“薩摩(鹿児島)の小京都”。武家屋敷が建ち並ぶその姿はとても風情があります。



そんな知覧には“といのずし”と言って知覧のご当時グルメがあります。家庭でも食べるような地元の人曰く、炊き込みご飯らしいです。
それは知覧のお店でも食べられます。お店によってスタイルが違うようですが数店舗“といのずし”がメニューにあるそうです。
“といのずし”はネットでも、問い合わせをしても、意外と情報がない…。
そんな中、私が行ったのは旬彩茶屋“和”。実は2回ほど行っています。何が良いかって言うと、古民家で風情があり、といのずしも食べられるという、武家屋敷が並ぶこの町にピッタリのお店です。“といのずし”の事で問い合わせをしてもここを薦められました。

このお店は知覧の商店街の裏にあります。鹿児島銀行の裏辺りです。お店の前に駐車場もあり、スペースは広いです。

店内は畳でテーブルが並んでいます。縁側に一組だけ椅子のテーブルがあります。


メニューも豊富でお茶で炊いたお米を食べられるランチがあったり、カフェメニューがあったり。ちなみにここのメンチカツは美味しいらしい。でも、まだ“といのずし”しか食べたことないですけどね。
ここの“といのずし”は雑炊スタイル。単品もあるし、セットもあります。
雑炊になった“といのずし”は小さくてかわいい鍋で登場!


お値段にして¥900。決して高いわけでもなく、まぁ、そんなもんでしょう。


食後にはコーヒーとチョコロールケーキのデザートも出てきます。

今からの寒い季節にピッタリのご当地グルメですね。


このお店の近くにお好み焼きがメインの小さなカフェがあるのですが…長屋に3店舗くらいお店が入った、決しておしゃれとは言えないけれど気になるお店。


とても小さいけど地元人もお茶飲みに来るんでしょうね。地元感がありました。
ここでたこ焼きを食して見る事に。


ウマい!!
熱々の大きいたこ焼きが10個で¥500。小腹がすいた時にピッタリ。意外とお腹も満たされます。





知覧は戦争時代の特攻基地があった場所。


平和公園があり、その中には特攻平和会館もあります。いつもたくさんの人が訪れますが休日や旅行シーズンともなれば特にそうです。


その特攻平和公園の近く(敷地は同じかな)にお土産屋さんやレストランなどが集合しているエリアがあります。

バスが駐車できるような広いところです。目印はコレ。



知覧だけにお茶です。これ面白いですよね。
そのエリアの中にパン屋さんがあるのですが…


「ちゃらり」ではなく「さらり」です笑。
ここのパンが美味しいらしい!
お昼過ぎに入ってみたら…ほとんど売り切れ。おいしさが証明されていますね。




遠いようで意外と近い知覧。意外な事に食に関する事で気になるお店がいくつかあります。
アフタヌーンティーを楽しめる紅茶のお店や武家屋敷群の中の小さなお店や知覧茶イダーなどなど。




行けた際にはまた新たな食情報をお届けできたらいいなと思います☆


2015年11月22日日曜日

第18話 100年を超える駅舎~嘉例川駅・大隅横川駅~


今から100年以上前、2つの駅が開業しました。
嘉例川(かれいがわ)駅と大隅横川(おおすみよこがわ)駅。


どちらも1903年(明治36年)1月15日に開業。


今年112歳になり、年が明けると113歳になります。
国の有形文化財にも登録されている、風情があってどこか懐かしい、そんな駅たちです。


開業100周年を機に知名度がグッと上がったような気がします。今ではこの無人駅にたくさんの人が訪れるようになりました。

1903年(明治36年)に営業を開始したこの両駅は、観光列車「はやとの風」を始め、今でも列車が停まる駅として使われ続けています。
この観光列車「はやとの風」は車体が黒色なのですが、両駅の木造駅舎前に停まる姿は蒸気機関車が停まっているような、そんな風景を描き出してくれます。






【嘉例川駅】




鹿児島空港にほど近い、霧島市の隼人町に嘉例川駅があります。
空港に近いということもあってか、いつ行っても人がいる、それくらい人気のスポットです。なので無人駅とはいえ、賑わう事も多い…
駅舎前はバスも停まる事が出来るくらい広々としているので車も数台は停められます。



ですが、ちょっと歩いた所に広い駐車場があります。それくらい人が来るって事なんですね。その駐車場、前はなかったので最近出来たんだと思います。ちなみに駅の横(敷地は同じかな)には小さい公園もあります。


嘉例川駅では休日のみだと思いますが駅弁を買えます。「はやとの風」に乗る方は前もって予約が必要になるので買いたい方は要注意ですね。








【大隅横川駅】



同じく霧島市。横川というところにあります。立地の関係だと思いますが嘉例川に比べると比較的落ち着いています。
でも風情は同じ。嘉例川駅と同じくらいの感動があります。

ここ大隅横川駅には嘉例川駅にはない物があります。それはコレです。


この場所で戦争時代を生き抜いてきた証拠ですね。世界平和を願う駅でもあるわけです。



大隅横川駅も広い敷地でバス停もあるし、広い駐車もあります。
ちなみにこんな自動販売機がありました。茶色です。景観を考えて茶色にしたんでしょうね。しかもすっぽりハマってる…


月2回ほどイベントをやっているようですね。「ぽっぽ市」だなんてかわいいネーミングです。







100年以上この場所に立ち続け(敢えて立つにしています)、戦争時代を含め、歴史を見続けて来たんだなと思うと本当に感慨深くなり、感動します。そして神社を訪れる様な感覚で心も落ち着く、そんな駅たちです。






※駅舎前に車を停めるのはやめましょう!!「駐車禁止」ともちゃんと書いてあります。駅舎の写真を撮りたい人はたくさんいます。駅舎の写真を撮る時に車が写り込んでしまうので大変迷惑です。マナーは守りましょう。




2015年11月15日日曜日

第17話 鹿児島のパワースポット



どこに行くと力をもらえますか?元気になれますか?
パワースポットと聞いて全く興味がないという人はほとんどいないと思います。多少は興味ありますよね?
世界中にもたくさんあって、今思いつくだけでもマチュピチュ、ウルル(エアーズロック)、ピラミッド…などが出てきます。「パワースポットには行きたいけど世界中を飛び回るほどの余裕はない!」って人、多いと思います。じゃあ…

世界行く前に鹿児島に来ませんか?

パワースポットの場所は人ぞれぞれあると思いますが…        
鹿児島ではどんな所がパワースポットと言われているのでしょうか。
  
                             

鹿児島のパワースポットってどこ?





その①桜島(鹿児島市)

何回もこのブログに登場してきた桜島。鹿児島のシンボルと言う人も多いこの火山。今なお噴煙を上げ続ける世界有数の活火山である桜島は、とても雄大で、その姿に圧倒されるくらい力強い大地のパワーを感じる場所です。





その②開聞岳(指宿市)

薩摩富士とも呼ばれるキレイな円錐形をしたこの開聞岳は、多くの人が登山に訪れるパワースポットです。活火山という事もあり、大地のエネルギーを感じられる場所でもあります。





その③宮之浦岳(屋久島町)


世界遺産の域に入るこの山は、九州最高峰で日本百名山のひとつです。その美しい姿は「洋上のアルプス」とも呼ばれています。九州最高峰に登ってパワーを吸収してみませんか。





その④霧島連山(霧島市)



1000メートルを超える山々が連なる霧島連山。四季折々の自然を楽しませてくれるこの霧島連山には多くの人たちが登山に訪れる。火山帯であるこの山々からは見るだけでもエネルギーが伝わってきます。





その⑤神川大滝(錦江町)

落差25メートル、幅35メートルという迫力満点のその姿は力強さを感じます。迫力を感じながらマイナスイオンも吸収できるこの滝は心身ともに元気をもらえるスポットです。
  



        
その⑥丸池湧水(湧水町)

霧島山麓の湧水のひとつ。一日に6万トンもの水が湧き出るこの池は「日本の名水100選」に選ばれています。透明度が高く、キラキラした水面を見ていると心が浄化されて癒されること間違いないでしょう。水汲みも出来るので行く時は容器を忘れずに。





その⑦白谷雲水峡(屋久島町)

映画の舞台になったと言われるこの場所は九州を代表する渓谷の一つではないでしょうか。喧騒から離れ、森の中の澄んだ水の水音を聞いていると日常の忙しさを忘れさせてくれる、そんな癒しスポットです。





その⑧霧島神宮(霧島市)

言うまでもないくらいパワースポットとしてとても有名です。霧島の澄んだ空気の中に構えるこの神社はリフレッシュ効果を与えてくれます。天孫降臨の神話も感じながら訪れるとより良いかもしれません。





その⑨射楯兵主神社(南九州市)

通称、釜蓋神社。正式名称の読み方は「いたてつわものぬしじんじゃ」です。スポーツ選手も訪れる話題のパワースポットです。海に面しているこの神社は絶景スポットでもあります。希望の岬と呼ばれる岬もあるので新しいパワーが湧くことでしょう。





その⑩縄文杉(屋久島町)

樹齢7000年を超えると言われている縄文杉は屋久島の地にどっしりと構え、壮大なスケールを感じさせてくれます。毎年、何千人もの人がこの縄文杉に会いに行く、鹿児島を代表するパワースポットです。





他にもパワースポットと呼ばれるところはありますが今回はここまで。続きはいつになるか分かりませんがまた新しいことろを紹介出来たらいいなと思っています。

一般的にパワースポットと聞くようなところを書いてみしたがパワースポットは人によって違うので自分のパワースポットがある人もない人も鹿児島旅の参考にどうぞ♪


2015年11月8日日曜日

第16話 紅葉!霧島山~大浪池~


場所にもよりますが既に見ごろを迎えている霧島の紅葉。


霧島は紅葉がキレイで、その紅葉を目当てに来る人も多いところです。
その中で、霧島山(たくさん山があります)の登山をして紅葉を楽しむ人もたくさん!
今回私もその中の一人になってみました。
                           
霧島市の“霧島市ふるさとガイドクラブ”の「霧島連山トレッキングイベント」というものがあって、その中の大浪池トレッキングに参加した私。年に何回か定期的にこの登山イベントをやっているようです。色んなイベントがあって、行く山も様々。個人的に霧島山はいくつか登った事があるけど、大浪池はまだ行った事がなく、ずっと行ってみたいと思っていたところ。今回のイベントを見つけ、しかも今の時期、紅葉がキレイという事もあり………

行くならこのタイミングでしょう!

という事で、今回行ったコースは大浪池周回。池の周りを歩くんです。大浪池は1号線沿いに登山口があって、そこから行くのが一般的なのですが今回はそこからではなく、えびの高原側の登山口からスタートでした。

ちなみに…

えびの高原に向かう途中、1号線沿いの登山口はまだ朝の8時だというのにとても混んでいました。そこからだったら1時間ほどで池に行けるという比較的行きやすい登山道だし、紅葉の時期という事もあって混んでいたようです。いつもこの時期は混むらしい。駐車場も足りてませんでしたね。


私の集合はえびの高原。こっちは駐車場がたくさんありますが有料(¥500)です。


でも、えびの高原にそんなに行くことがないのでとても新鮮でした。且つ、肌寒さの中行ったえびの高原は空気も新鮮でした!
紅葉と共に秋を感じる植物と言えば→→ススキ!時期という事もあって、ススキがとってもキレイで、一面ススキ!みたいな所もあって秋を感じるには最高です。


ちなみに…えびの高原の名前の由来は高原のススキがえび色に輝く事からその名前がついたそうです。


えびの高原に到着し、エコミュージアムセンターで受付。


開始は9時でした。説明や軽い準備運動などをしてからいざスタートです。
今回の参加は全部で30人程。主におじ様とおば様でしたが中には私と同じくらいの女性や小学生くらいの子供さんも参加していました。
人数が多い事もあってか、赤リボンと黄リボンの2組に分かれて歩きました。15人ずつくらいですかね。一緒と言えば一緒なんですけど。ガイドさんも一組に一人ずつ。そしてガイド見習いの人が最後尾についていました。
今回、大浪池東回り周回のコースだったので県境登山口からの入山でした。
登山口まで数百メートルかな、まずは道路を行きます。そしていざ入山!最初は遊歩道程度の道ですが、しだいに登山らしい山道に。階段もあるし、ロープも使う所もありました。


ガイドさんの話をたまに聞きながら、紅葉を見ながらの登山。葉は結構色づいていました!キレイに赤や黄色に色づき、光に照らされると尚キレイ。



まだ緑の木もあったけどそれはそれでキレイで、グラデーションがかかったようにも見えました。




いよいよ周回開始!という所に来るまで結構歩くんですよ…そして今からも歩くんです。ただ、ここからは池が見えるスポットがいくつかあるのでそれが救いでしょうね。最初のスポットに到着した時、感動しました。池は青くキレイだし、紅葉もあるし、自分が行きたかった所という事もあったからだと思います。

火山活動で出来た火口湖、さらにお浪さん伝説があるこの池。そしてこの大浪池の水、結構なキレイさです。上から見ても底が見える所があり、透明度が分かりました!


場所によっては韓国岳も見え、大浪池と韓国岳のコラボも良かったです!


お昼休憩を挟み、下山してえびの高原に戻ってきたのは14時半頃でした。だいたい5時間のトレッキング。私は登山経験が多い方なので「楽勝でしょ!」と思っていたこともあり、結構がっつりな登山に驚き、そして疲れました。

でも!

疲れはあったけど,早起きし、新鮮な空気を吸い、新鮮な景色に出会える登山はオススメです。気候の良い秋は特にそう思います!


下山後、お店を見物したり周りの風景を撮ってみたりしてから帰りました。足湯もあったので登山で疲れた足をここで癒すのも良いですね。


今回私はずっと池の縁を歩き、池を見ながら周回して歩けると思っていましたがそうではありませんでした。他にもこう思っている方がいると思うので言っておきますが、池が見えるポイントは決まっていて、あとは山道です。ただ、涼しくて、紅葉はキレイでした。それに登山の醍醐味とも言えるであろう登山者同士のあいさつや道の譲り合い、気持ちが良いです。


紅葉見物をお考えの方、霧島山はそろそろ終わりかもしれませんがまだ間に合うかも!それに霧島全体で言うとまだ見ごろの所はいっぱいあるようです!