今から100年以上前、2つの駅が開業しました。
嘉例川(かれいがわ)駅と大隅横川(おおすみよこがわ)駅。
どちらも1903年(明治36年)1月15日に開業。
今年112歳になり、年が明けると113歳になります。
国の有形文化財にも登録されている、風情があってどこか懐かしい、そんな駅たちです。
開業100周年を機に知名度がグッと上がったような気がします。今ではこの無人駅にたくさんの人が訪れるようになりました。
1903年(明治36年)に営業を開始したこの両駅は、観光列車「はやとの風」を始め、今でも列車が停まる駅として使われ続けています。
この観光列車「はやとの風」は車体が黒色なのですが、両駅の木造駅舎前に停まる姿は蒸気機関車が停まっているような、そんな風景を描き出してくれます。
【嘉例川駅】
鹿児島空港にほど近い、霧島市の隼人町に嘉例川駅があります。
空港に近いということもあってか、いつ行っても人がいる、それくらい人気のスポットです。なので無人駅とはいえ、賑わう事も多い…
駅舎前はバスも停まる事が出来るくらい広々としているので車も数台は停められます。
ですが、ちょっと歩いた所に広い駐車場があります。それくらい人が来るって事なんですね。その駐車場、前はなかったので最近出来たんだと思います。ちなみに駅の横(敷地は同じかな)には小さい公園もあります。
嘉例川駅では休日のみだと思いますが駅弁を買えます。「はやとの風」に乗る方は前もって予約が必要になるので買いたい方は要注意ですね。
【大隅横川駅】
同じく霧島市。横川というところにあります。立地の関係だと思いますが嘉例川に比べると比較的落ち着いています。
でも風情は同じ。嘉例川駅と同じくらいの感動があります。
ここ大隅横川駅には嘉例川駅にはない物があります。それはコレです。
この場所で戦争時代を生き抜いてきた証拠ですね。世界平和を願う駅でもあるわけです。
大隅横川駅も広い敷地でバス停もあるし、広い駐車もあります。
ちなみにこんな自動販売機がありました。茶色です。景観を考えて茶色にしたんでしょうね。しかもすっぽりハマってる…
月2回ほどイベントをやっているようですね。「ぽっぽ市」だなんてかわいいネーミングです。
100年以上この場所に立ち続け(敢えて立つにしています)、戦争時代を含め、歴史を見続けて来たんだなと思うと本当に感慨深くなり、感動します。そして神社を訪れる様な感覚で心も落ち着く、そんな駅たちです。
※駅舎前に車を停めるのはやめましょう!!「駐車禁止」ともちゃんと書いてあります。駅舎の写真を撮りたい人はたくさんいます。駅舎の写真を撮る時に車が写り込んでしまうので大変迷惑です。マナーは守りましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。