2018年2月25日日曜日

第60話 鹿児島茶発祥の地

全国第2位のお茶の生産量を誇る鹿児島県!!
その鹿児島のお茶、鹿児島茶発祥の地と言われている場所がある事知ってましたか??
この看板、鹿児島県の湧水町にあります。宮崎との県境の町です。このブログで既に登場済みです。
湧水茶ももちろん知っていますが発祥の地かどうかを調べたことはないし、そんなに聞く事もない。
でも湧水町にこの看板があるという事はそういう事なのでしょう。このゆかりがありそうなこの般若寺とは…?


般若寺は結構広大な敷地で、文字の通りお寺があります。立派でキレイな外観。
ちなみに住職さんは常駐しているわけではないようです。
今の般若寺は近年建てられたもので、最初の創建は色々な説があり、明らかになっていないようですが南九州最大級の由緒ある山寺だったそうです(九州最大とも言われていたらしい)。
しかし、切ない時代背景に廃仏棄釈が。明治初期の廃仏毀釈により破壊され、そのほとんどが失われてしまったそうです(鹿児島の廃仏毀釈って他県に比べたらかなり厳しく行われていたらしいです

さて、そのお寺とお茶と何の関係があるのかと言いますと…
これにもいくつか説があるようです。


その①
室町幕府の初代将軍足利尊氏が九州に陣をすすめた時、この般若寺に本陣を構えた。その時に宇治から茶種を取り寄せ、般若寺境内に種をまき、次第に全村に広まった

その②
般若寺の開山住持が京都の宇治から下山し、般若寺の境内にお茶の木を植え、門徒に製法を伝授した


と、これらの事が鹿児島茶に関する最も古い記録となっていて、いずれも鹿児島県茶業史に記されているそうです。さらに当事のお茶は品質が良く、生産が盛んに行われ、茶の栽培、製茶はこの般若寺から藩内に広がったと言われているそうです。

般若寺のお茶は、
・背たけが2メートルほどになるものがある
・茶葉が椿大の大きさなる(掌サイズくらい)
などの特徴があったそうです。結構大きいですよね!
現在は茶園と呼ばれるほどの密植は見られず、山間部に散在してるみたいです。

湧水町では山麓傾斜を活かした品質の高い“湧水茶”が生産されているので、鹿児島茶発祥の地があるとされる湧水町の湧水茶も是非どうぞ!

2018年2月12日月曜日

第59話 大河ドラマ館オープン中!

2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」!
鹿児島が舞台となる今年の大河ドラマ。しかも明治維新から150年という年でもあり、鹿児島が盛り上がる事間違いなしの2018年!特に鹿児島の観光関係者はすっごい意気込んでいます。「鹿児島が盛り上がる!観光客が増える!」と。
そんな鹿児島盛り上げに足を突っ込みたい私もちょっとお手伝いをしています。

それはさておき、その大河ドラマ関係で、皆さんにお伝えしなければならない大事な情報がございます。ある施設が期間限定でオープンしました!

「大河ドラマ館」です。

2018年の1月13日~2019年1月14日までのおよそ1年間、大河ドラマ館がオープン!!年中無休です。
以前大河ドラマが「篤姫」だった時(10年くらい前)も大河ドラマ館が出来て、ものっすごいたくさんの人が来ました。その時の売り上げでそれまでなかった篤姫(天璋院)の銅像が作られたくらいです。それに続け「西郷どん」!

大河ドラマ館は鹿児島市の加治屋町というところにあります。鹿児島中央駅から車で5分くらいのところです。歩いて行けなくもないですが…15分くらい。でもご安心を!市バスでも市電でもかごりんでも、どれでも大人¥200以内で行けます!

カゴシマシティビューという観光バスが観光で来られている方にとっては一番無難だと思います。

こんなバスがあります!
中央駅から乗車すると2つ目の停留所で、およそ5分です。
ただ、このカゴシマシティビューなんですが新ルートでの運行が始まりました。以前このバスについてブログに書きましたがその時とは変わっていますのでご注意を。それはまたこのブログでご紹介する予定です!


では、大河ドラマ館の話に入っていきましょう。
まずは基本情報
・開館期間…2018年の1月13日(土)~2019年1月14日(月)
・開館時間…9:00~17:00
・入館料…大人¥600、小人¥300(館の窓口以外に観光案内所などでも購入可)
・休館日…なし(年中無休)
・駐車場…あり(正直ちょっと高いかも…)
・交通機関…市バスも市電もあり(かごりんでも行けます!)

といった感じです。
そしてちょっとここで…
知りたい方は知りたいですよね?駐車料金。
駐車場は台数に余裕はある感じですが料金が正直ちょっと高いと思いました。
平日…1時間で¥200
休日…1時間で¥300
その後30分ごとにプラス¥100です。

正直、市バスや市電で行った方が安いかなぁ…。
それに以外とお得な事もあるんです!
市バス(カゴシマシティビュー)や市電に何回か乗る人は既にこのブログでも紹介した一日乗車券を持っていると以下のような特典が!

一日乗車券や鹿児島市の施設の入場券などをお持ちの方は大河ドラマ館の入場料が割引になります。そして逆に大河ドラマ館のチケットをお持ちの方は鹿児島市の施設で入場料などの割引を受けられます。なので使用済みの半券でも大丈夫なのですぐ捨てずに持っておくといいですよ!ただし、指定されている施設は限られているので必ずご確認を!一部市外でもあります。

割引対象施設…維新ふるさと館、かごしま水族館、平川動物公園、異人館、西郷南洲顕彰館、いぶすき西郷どん館など多数。
詳しくはHPを。


さて、敷地は広く半分が駐車場。広場みたいなところもあってステージもあります。ここでは土日など休日にイベントが行われたりしています。

チケットを購入して、館内に入ると、まず出迎えてくれるのは…

どどーん!桜島の写真とともに「西郷どん」と、タイトルが書かれたパネル!一気に「西郷どん」の世界!

出演者たちのパネルやメッセージ、撮影のセットの再現、メイキングビデオや県内の撮影地なども紹介してされていてなかなか面白いです。
「西郷どんクイズ」というコーナーもあって、臨場感たっぷりの映像で楽しめるものもありました。

館内で素敵だなと思ったのが各コーナーの案内板。
 一つ一つ薄っすらと写真や絵が入ってるんです。これは気づかない人もいると思いますので注意して見ると面白いです。
注意事項としては写真撮OKのところとNGのところとあるので気をつけましょう。あまり大きく書かれていないので気づきにくいです。基本的に俳優さんが写ってしまうようなところはダメという感じでした。

館内を見終わるとそのままお土産店に繋がっていて、観光案内所も入っていました。
ここは館内の見学をしなくても入る事ができるので立ち寄ってみるだけでもOK。他にも記念撮影が出来るコーナーもありました。記念にどうぞ。
 それ以外でもスタッフがたくさんいるので色々聞いてみたらいいと思います。
それに偉人の衣装や袴を着た“まちなかおもてなし隊”なんて人たちもいる事があります!


初回から笑いあり涙ありの大河ドラマ「西郷どん」はまだ始まったばかり。
これからお客さんが徐々に増えていくでしょうし、館内も新しい情報が増えるかもしれません。一度と言わず割引なども上手く使って何回も行っちゃうのもありです!