2020年11月15日日曜日

第86話 鹿児島で雲海を


朝晩気温が下がり始める秋から春にかけて湧水町の魚野岳では幻想的な雲海が見らます。朝日が顔を出す直前、空や山々、そして雲海をオレンジ色に染める、その光景はまさに絶景です。

しかし、いくら見たくても自然条件が揃わないと見る事はできません。天気はもちろん、気温、風、湿度、放射冷却など。何度か空ぶったり、出てもすごく薄いとか、一度そこそこの雲海を見ても、もっとすごい雲海を狙いたくて何度も通っている人もいるくらい自然相手だと運も重要に。そして睡眠不足も覚悟しなければならない人もいますよね…。いざ行くとなると色んな事で勇気がいります。

夜中に出発する時は既に霧が発生している事がほとんどですので運転自体に気を付ける事はもちろん、動物にも気をつけましょう。タヌキやシカがいるのでいきなり道路に飛び出して来る可能性があります。山道じゃなく民家があるところでもです。


土日など休みの日に条件が揃うとかなりたくさんの人が来ます。カメラの三脚がずらりと並びます。車も駐車場に入り切らないくらいです。この時困るのがマナー違反すぎる車。出られなくて困っている人を見た事があります。マナーは守ってほしいですよね。


トイレは一応ひとつありますが…とりあえず登る前に済ませてくる事をお勧めします。携帯トイレがあると安心ですね。


服装は冬の格好で行きましょう。寒いです。

靴もトレッキングシューズとか持ってる人はそれが良いです!もしくは厚い靴下にレインブーツとか。普通のスニーカーだと寒いし、芝生なので濡れます。

朝日が昇り始める時が幻想的で本当に美しい。

今シーズン、まだチャンスあります!

2020年9月14日月曜日

第85話 霧島の不思議〜御手洗川〜

御手洗川」と書くと「おてあらいがわ」と読む人がほとんどかもしれません。

ですが、今回の話はトイレではなく川の話。

御手洗川、これは「みたらしがわ」と読みます。

霧島市の最大級の観光名所、霧島神宮のすぐ近くにあり、車でも行けますが神社の本殿横の旧参道(亀坂石という長い階段があり、遊歩道みたいになっています)を下りて行くことも出来ます。


この御手洗川は霧島の七不思議のひとつで、11月から4月頃まではほとんど水は枯れているのに5月から11月頃まで大量の水が岩穴から湧いてくると言われています。ちなみに魚も一緒に湧いてくるとか。水草もあってとても枯れている時期があるとは思えないくらいの水量です。



この御手洗川は大きな杉の木、鳥居、若宮に見守られ、水は冷たく、透明度が高く、とても綺麗。木々にも囲まれ、神聖で避暑地的な場所でもあります。


霧島神宮に行かれた際は御手洗川まで足を運んでみるのもオススメです。ただし、水が流れているのは5月から10月頃であるという事をお忘れなく。

2020年8月11日火曜日

第84話 鹿児島最古の稲荷神社

鹿児島最古のお知らせです。

稲荷という名の神社は全国にたくさんあるようですが県内にもいくつかありますよね。その稲荷神社の中で県内最古と言われているところが鹿児島県日置市にあります。

初代島津家当主、島津忠久の母、丹後局によって建てられたといわれるこの神社は来年で800年になるそうです。

                                    

とても涼しげで、確かに歴史を感じるような趣のある神社でした。



ここは国指定の天然記念物であるヤッコソウという植物が自生する場所でもあるそうですよ。



2020年6月29日月曜日

第83話 お茶バーガーを食べたくて〜

お茶の町でもある鹿児島県南九州市の知覧町の、とあるカフェ。
前々から気になっていた物があります。
そのお店のコレが!
cafe201の知覧バーガー!
知覧茶が練り込んであるそうで、バンズがグリーン!とっても小さな旗まで立っている。
なぜかと言うと少々小さめのバーガーだから(だと思います)。
ハンバーグとチャーシューの2種類で、そのお肉は「茶美豚(チャーミートン)」だとか。飼料にお茶を入れて食べさせている豚さんで鹿児島県の特産品でもあります。
バンズのお茶の味は正直よく分からなかったのですが、厚みがあって、とってもジューシー。
「THE・鹿児島」を詰め込んだこの知覧バーガー、当然、美味しかったです!!
他にもホットドッグバージョンもあり、ランチセットにするとデザートとドリンク付いて来ます。

店内の窓は大きく、そこから見える景色はとても穏やかでした。
のんびりとした時間が流れている、そんな景色です。
コロナ対策もしっかりしていて、清潔感があり、入口や各テーブルには消毒液、テーブルの間隔も取られていました。さらに対面にならないように椅子が並べてありました。
テーブル同士の間隔が広かった為か、店内も広く見えて、密にならない安心感もありました。

さすが知覧のお茶を使ったカフェなだけあって、お茶のサーバーがありました。これを知った時「いいね!」と思いました。
本来ならセルフですが今は従業員の方に言えば持って来てくれるという普通のスタイルになっていました。

知覧町の武家屋敷群のすぐ近く、通り沿いにある、ステキなカフェでした!

2020年6月22日月曜日

第82話 ソフトクリームの味は…オクラ!

新型コロナウイルスのニュースがない日はありません。
前代未聞の大規模な行動自粛や営業自粛をする事になるなんて誰が予想してたでしょうか。
ですが遂に緊急事態宣言も移動自粛要請も解除されました。本当に大丈夫だろうか…正直、鹿児島に他県の人が来る事に対し、とても警戒しています…。離島に関しては自粛が解かれたとはいえ、終息するまで来島を控えて下さいとお願いしている島もあります。私も今年は県内であっても離島の旅は控えるつもりです。

こんな状況ですから…
今こそ、地元で遊ぼう!ですよ!
地元で観光したり、遊べば良いじゃないですか!地元を知るチャンスですよ!
自分の住んでいる都道府県、どれくらい見て回りましたか?観光地行ったことありますか?普段車でしか通らない道を歩いてみたことありますか?そのうち行ってみたいと思っていた所ありませんか?あえてガイドさんに案内してもらった事ありますか?きっと発見や感動がありますよ!私がそうでしたから!


コロナの感染予防対策をしながらの生活が始まり、どこへ行ってもマスク着用、消毒液の設置、除菌対策、人数制限、時間制限、密を避けるなど対策を取っています。逆に感染対策取っていないと行きたくないですよね。しばらくは皆、感染予防対策必須です!

では、また安心して旅行が出来るようになった時の為に、ガラリと切り変えまして、ここからは鹿児島の情報発信を再開です。

道の駅にあるもの、ソフトクリーム。大体どこの道の駅にありますよね。そして、そのほとんどが地元の果物や野菜を使ったご当地ソフトクリーム。行ったら必ず食べてしまう人も多いのでは。私もそんな一人です。

そのご当地ソフトクリームのひとつ、珍しい味が鹿児島県指宿市の道の駅「彩花菜館」にあります。ソフトクリームの味は数種類あるのですがその中のひとつ、どんな風に珍しい味なのかというと…こちらです。
オクラ!
指宿市の名産の一つ、そう、オクラソフトクリームです。
ちょっとだけ食べるのに勇気がいりそうなこの色。果たして美味しいんだろうかと思ってしまいます。食べてみた結果、
美味しい!
以外と食べやすい味、オクラ臭くない、子供でも食べられる。そんな感じです。
食べた瞬間、「あれ?美味しいじゃん!」と思いました。

でも、買った時まず思った事がありました。
「あれ?オクラが刺さってない…」
トッピングされているはずのオクラがない。
ソフトクリームにオクラが刺さっているはずなんですが…。
お店のおじさんに尋ねると「オクラは夏の時期だけだよ~刺さってるのが欲しければまた夏場に来てね!」との事でした。オクラは旬の時期のみトッピングされているそうです。もうすぐ夏、オクラのトッピングが欲しい方は夏場にどうぞ。

コロナの感染状況次第で色々と状況は変わると思うので絶対食べたい!という人は事前に確認された方がいいかもしれません。

2020年4月12日日曜日

第81話 ドルフィンポート閉館

色んなイベントや景観を楽しませてくれたドルフィンポート。
このブログでも何回か登場しました。
桜島を目の前に、種子島や屋久島、桜島などたくさんの離島行きの船乗り場に近く、ロケーションも最高。
県民を始め、観光客もたくさん訪れ、鹿児島のおみやげや買物、食事など「THE 鹿児島」を楽しめた場所の一つでした。

そのドルフィンポートが先月3月31日をもって15年間の営業に幕を閉じました。
だからまたここに行きたいと思っていた方(とくに遠方の方)、もうやってないんですよ…。
最終日はフィナーレイベント的なものを行う予定だったと思うのですがコロナの影響でなしになったんだと思います。静かな最終営業でした。



もともと、土地を借りていたか何かで期間限定の営業である事は知っていましたがいざその時がくると寂しいです。今後しばらくは、かごしま国体関連の駐車場として活用するそうです。


高層ビルやワチャワチャした施設など、桜島や海が見えなくなるとか景観を邪魔するものだけはどうか、どうか、作られませんように。

2020年3月29日日曜日

第80話 日本一の鈴〜出水市〜

大きなツル!
この大きなツルが出迎えてくれるのは鹿児島県の薩摩半島の北に位置する出水市にある箱崎八幡神社。
ここにはこの大きなツル以上に大きな日本一があります。

その前になぜツルなのか。
出水市の有名なもののひとつとして言えるのが…ツル!
ツルの渡来地である出水市は冬になると毎年たくさんのツルがやって来ます。まさに冬の風物詩なのです。だから、出水市にはツルをモチーフにしたものも結構あります。


さてさて、その神社にある日本一というものは果して何なのか…。
正解は
です。

そして、何が日本一なのかというと…
大きさなのですが…

でかっ!!
なぜ鈴、なぜこんなに大きい…。
鈴には「邪を祓う力が宿る」と、昔から言われているそうです。
そして、この鈴には長命開運の象徴とされているツル、もちろん出水と言ったらツルですから、そのツルたちが飛び交う様子が描かれている、とってもおめでたい日本一の大鈴なんだそうです。
ちなみにここまで大きい鈴を作ったのは記念みたいですよ。

そして、この神社にはもう一つ日本一がありまして…。
境内で日本で2番目に小さい鈴を発見。
よく見ると「日本一小さい鈴がある」と書いてあります。
それがこの鈴の形をした建物内にあるという。これ、ただのオブジェではなく中に入られるんです。
そして、入ってみると~
ありました、ありました。見落としそうなくらい小さい鈴が。
それがこちらです!
小さっ!!

分りますでしょうか?
これは、直径2mmの日本一小さい鈴だそうです。
境内にあった2番目に小さい鈴でもかなり小さかったのにこの小ささにビックリです。


この日本一大きい鈴、小さい鈴は鹿児島県出水市にあります。