2017年7月14日金曜日

第54話 青空イルカまもなく再開

かごしま水族館の前に水路があります。
その水路で“青空イルカ”という

イルカショーが見られるんです!

って事を以前書きました。

でも…

しばらくお休みなんです…

って事も書きました。

イルカの体調不良や水族館と水路を繋ぐ水門の工事の為、結構な期間お休みになっていました。半年以上かな。

ですが!!

“青空イルカ”が間もなく帰ってきます!!

7月21日に再開予定だそうです!!
見に行ってみたらイルカが“青空イルカ”の再開に向けて練習していました。
久しぶりにイルカを間近で見られて久々ほっこり癒されました。
めちゃめちゃかわいいんですよ!!!



こんな近くでイルカを見られるなんてなかなかない!しかも無料で!
夏休みにも入るし賑わうこと間違いなしですね!

“青空イルカ”まもなく再開です!!!
日によりますが21日までは大体11時頃~16時頃まで水路で練習している予定で、餌をあげる時間もあるそうです。


2017年7月12日水曜日

第53話 遂にあの火山島へ


鹿児島県には11もの活火山があります。そのうち5つが離島。
今年噴火警戒レベルが2から1に引き下げられた島…

硫黄島!

 
映画にもなった硫黄島。ですが、その硫黄島とは違います!
鹿児島県三島村の硫黄島、“薩摩硫黄島”です!

薩摩半島の南に位置する、竹島、硫黄島、黒島という3つの島からなる村、三島村。簡単に言うと鹿児島県本土と屋久島の間にあります。

最も一般的な交通手段はフェリー。竹島→硫黄島→黒島の順で運行しています。
鹿児島市の南ふ頭から出港し、最初に到着する竹島までフェリーでおよそ3時間。そして竹島から硫黄島までおよそ40分、そして硫黄島から黒島までおよそ1時間。お金に余裕のある人はセスナ機でもOK。鹿児島空港から薩摩硫黄島飛行場まで50分ほどで飛べます。でも予約が必要みたいですよ。フェリーもセスナも毎日は運航されておらず運航日は決まっています。だからといって三島村は決してマイナーな島ではなくむしろメジャーな島だと思います!特に硫黄島は!


離島の多い鹿児島県。鹿児島県内全ての市町村に行きたい私にとって離島は少々の思い切りの気持ちと時間が必要です。

ですが…


そんな三島村の硫黄島に

遂に、遂に、
行ってみた!!


今回の三島村へはもちろんフェリーで行きました。そして実際行って思ったのですが意外と遠くない。屋久島にフェリーで行くのと同じ感覚でした。
 
三島村へ行った際にはどこかの島で宿泊するのが一般的です。フェリーが黒島で一泊するため鹿児島港へ帰るのが翌日になります。ですが!今、日帰り便が運航している日があるので(2017年7月現在)3島一気に行きたい人は日帰り便で行く事も可能。ただし、1島の滞在時間は15分ほどしかないですけどね。上陸するだけでよければどうぞ。

 

3島ある中でなぜ硫黄島を選んだのか。

それは…

今でも活動をしている活火山島だから、というのが一番の理由です。火山は時には災害をもたらすし、不謹慎だと思う人もいるかもしれませんが私は火山や地質、地形といった事が好きというか、とにかく興味があります。「地球って生きてるんだなぁ」とパワーを感じるからです。ちなみに三島村は2年ほど前に日本ジオパークに認定されました。“三島村・鬼界カルデラジオパーク”と言います。
ジオパークって何?と聞こえてきそうですが…
ジオパークの事、鬼界カルデラの事などはまた今度書きます!たぶん。

今回はまず実際行ってみた硫黄島の話!


硫黄島へ行ったもう一つの理由。それは…
硫黄島行きのモニターツアーに参加したから。
何のモニターツアーだったかというと、“合同会社むすひ”のモニターツアー。ガイドをしてくれたのは、この会社のメンバーで環境学博士の大岩根尚さん。博士って言うと堅い印象になりがちですが…親近感ある方でした。ちなみにこの方すごい経歴でした!彼を知りたい方も是非硫黄島へ~!
今回たまたま知ったこのモニターツアー。ものすごい急な募集でしたけど、約束すれば絶対行くから個人で行くよりも確実に行く!と思い、参加を決めました。その結果、

ものすご~く楽しかった!
そして、
行って良かったです!!   

こう思うのも硫黄島の事を知り尽くしている大岩根さんが一緒だったからだと思います。
天気も抜群に良かったし、大岩根さんも含め、参加メンバーは皆フレンドリー!しかも丁度いいくらいの少人数でした。


土日の2日間で行ける三島村。
フェリーは9時30分に鹿児島の南ふ頭から出港。フェリー代は二等乗船券だと片道¥3,600(2017年7月現在)。子供は半額の¥1,800。個人旅行者に特に往復割引などはありません。
ちなみにチケットがレトロな感じでかわいい!
 

それでは、いざ出港!

まずは竹島へ。
出港してからおよそ3時間。竹島に到着。
 
竹島の海はものすごくきれいで透き通っていました。色は青というか透き通った青!こんな色でした!
ダイビングしたら最高なんだろうなぁ~と思いました。したことないですけど。
さらにせっかくなので「竹島にも上陸したい!」と思い、係の人に聞こうと思ったら…
こちらが言う前に「降りてもいいよ」と言ってくれました。そんな表情してたんでしょうね。竹島に一瞬上陸し、またフェリーに乗り込む。荷物や車、そして人の乗り降りの時間およそ15分!
竹島の港から見える地層も迫力抜群でした!


そして竹島を出港し、徐々に近くなる硫黄島。もうすぐです!
硫黄島の海の色が特徴的であることはご存知でしょうか?
こんな色してます!

ポスターや映像でしか写真とかでしか見たことがなかったこの海。実際見ると超興奮!「ほんとに茶色だ~」と。硫黄島には温泉が湧いていて港周辺の海底からも湧いているそうです。そのため、その温泉の成分の関係でこの色になっているんだとか。でも海中は濁っているわけではなく、海面だけこの色なんだそうです。だから普通に魚もいるし、実際釣りをしてる人もいました。
 
さて、フェリーが硫黄島港に入港。

港ではジャンベの演奏でお出迎えしてくれていました。ジャンベはアフリカの伝統的な楽器で三島村(硫黄島)ではジャンベの普及や奏者の育成に取り組んでいます。ジャンベ留学もできます!
フェリーの出入港時はジャンベの演奏を毎回行っているそうです!かっこよかったです!
 
 
そして…
 
遂に上陸!!
 
 
フェリーを降りてまず撮った写真がこちら!
はい、来ましたよ!硫黄島に!!


そして車に乗り込み、向かったのがここ
島唯一の商店。看板もなくて普通の家っぽいですね。
自動販売機もありました。ここでアイスを買う人多し。でもそれだけ暑かったんで。
 
 
そのまま港や集落が見渡せる展望台へ。岬橋という朱色の橋が架かっていてそこから見える硫黄島港の海の色はもちろん茶色。でも橋の反対側の海は真っ青でした!


その後、大浦港という小さな港へ。
もうここに着いて海の色を見た時、真っ先に思った事、それは…


「あー!ヤバイ!飛び込みたい!!」

 
だってこの色なんですもん!!
飛び込みたくもなるでしょう!?
硫黄島周辺の海全てが茶色ではないんです。こんな海の色もあるんですよ!
ウミガメも泳いでた!!実際に泳いでるウミガメ初めて見たかも!
今思えば、やっぱり飛び込んどけばよかったなぁと思ってます。皆に迷惑かけない程度に。
 

その後硫黄島の地層を見ながら説明を聞いて、そのまま平家城展望台へ。
ここにはこの人いました。

そして、ここから見えるは迫力の硫黄岳!


そして…
 
またまたこんなきれいな海!またここはここで色がちょっと違う上に3色だし!!



硫黄島ではシーカヤックもしました。茶色の海の上に行った時、海じゃないみたいな何か不思議な感じでした。皆で鬼界カルデラの縁に向かう…洞窟にも入りました。
カヤックしながらの写真はうまく撮れなかかったので写真はないです…。

少々濡れた私たちは温泉へ。ということで向かったのは東温泉。
海岸沿いにある温泉でパンフレットなどでよく見かけます。大きく分けて大小3つの穴の温泉。小さい穴も含めるともっとありますが。
行った時おじ様たちが入っていて写真はさすがに撮りにくかったので雰囲気だけ載せときます。
ロケーション抜群!水着で入ってOK!
ただし脱衣所やシャワーの設備はないのでその辺はご注意を。


東温泉を後にし、硫黄島港近くの三島開発総合センターへ。ここには観光案内所やちょっとした博物館みたいなもの、そして¥100で入る事が出来る温泉があります(2017年7月現在)。温泉には備え付けのシャンプーなどはありませんので必要な人は持って行きましょう。

 
今回泊まったのは“みゆき荘”という民宿で一泊一人7,000(2017年7月現在)。平屋なんですけど結構広くて部屋がいくつかありました。ごはんがガッツリ系で食べきれないくらいありました!そしてやっぱりお庭からの景色もきれいでした!
 
夕食の後にジャンベ体験!みしまジャンベスクールという立派な建物があり、そこへ向かうと…ジャンベやアフリカの楽器がたくさん。奏者もたくさん。

一人ひとりにジャンベを貸してくれて、教えてもらいながらジャンベをたたきました。ジャンベをたたく機会ってそうない。島の奏者の人たち皆で演奏もしてくれました!かっこよかった!!さらに皆でアフリカンダンスを踊るという楽しい体験が出来た夜となりました!

 
これで終わらない今回のツアー。

三島村では硫黄で花火を作っています。線香花火です。その線香花火を少しやって、そのまま“ナイトツアー”へ出発!
 
外灯がほとんどないこの島。どの島も大体そうなんじゃないかと思いますが。
真っ暗な道をただ歩くという…。ロープを持って皆で連なって歩きました。段々目が暗さに慣れてきたり、色々発見もありました。匂いに敏感になったり、暗闇には白い服が明るく見えるとかね。


島内を歩いた後は防波堤へ行き、そこで寝転がりました。空は満点の星空です!こんなに星があったのかというくらいの星!同じ鹿児島なのにこんなにも違うんですね、星の見え方。天の川を見たのはどのくらいぶりだろう…もしかしたら年単位で見てないかも。時折流れ星も流れました。
 
しばらく寝転がっていたので中には寝てた人もいたかもしれません。波の音が良いBGMとなっていたのは間違いないですからね。

その後起き上がって今度は海を覗き込みました。するとそこにはキラキラ光を放つものが!夜光虫です
空では星が、海では夜光虫がキラキラしていて「何て面白いことが起こっているんだろう!」と思いました。


こうして大自然の中で遊んだ一日がようやく終了。



翌日、フェリーが硫黄島に来るのは10時頃。それまでに俊寛堂や神社を巡り、港の小さなお土産屋さんを覗いたり、島の人と触れ合ったり。

港に帰りのフェリーが到着し、乗り込む時はすごく淋しいと感じるくらい硫黄島での時間が最高に楽しかったです!帰りもジャンベ演奏で見送ってくれて、さらにアフリカンダンスも踊っていました。だから船上で私も踊りました。
 
 
帰りも竹島に寄って鹿児島市へ。


 
硫黄島を含む三島村ってそんなに気負いしなくても大丈夫です。行く前は「よっこいしょ」ってならないと行けない感じがありましたけど、でも全然違いました。
そして行ったら是非自然を楽しんでください!でも、ただボーっと行くのももちろんありです!

 
 
三島村に行こうとしてなかなか行けていないそこのあなた!今年こそ、行っちゃいましょう!

 
 
 
 
※硫黄島には野生のクジャクがいる事も有名です。何回か見たし、飛んでいるところも見ました。低空飛行でしたけど、今まで動物園でしか見た事なかったから新鮮でした。かつてYAMAHAがリゾート開発した時に観賞用としてクジャクを連れて来て、そのまま置いて行った事が今の野生クジャクにつながっているそうです。

最後に…今回はこんなに長くなってしまいました…。こんなに長いのに最後まで読んで頂きありがとうございました。