2019年6月16日日曜日

第73話 日帰り出来る鹿児島県内の離島~種子島へ行く~

鹿児島県の有人離島数は26。その中で最もポピュラーなのは屋久島でしょうか。世界遺産の島ですから観光客も移住者も多い。そんな屋久島のお隣に南北に細長い島があります。

そう、種子島!

鉄砲伝来、サーフィン、そして、なんと言っても日本で最も宇宙に近い場所。ロケットの発射場があります。年に何回もロケットが打ち上げられるのでその際は沢山の人が押し寄せる、そんな島です。
屋久島と同様にアクセスしやすく、高速船の始発便と最終便を使えば日帰りでもそこそこ観光出来ちゃいます。個人的にはフェリーでのんびり行く方が好きですが。

さて、その種子島に日帰旅行する時の一例をご紹介します!
実際行ってみた一周プラン☆

・行き先:種子島
・行程:島内ほぼ一周日帰り
・時期:春
・いく人:女子2人
・往復手段:高速船
・島内移動:レンタカー

まず、種子島へ行く手段は…飛行機かフェリーか高速船かですが今回は高速船で鹿児島市の高速船旅客ターミナルから出発。トッピーまたはロケットという名の二階建ての船です。
今の時期だと種子島行きの始発が7:30。
乗り場には屋久島行きもあるので間違えないようにしましょう。
乗船券は窓口で購入出来、帰る日が決まっていれば往復で買えてお得です。片道¥7,700、往復¥13,800となっています。
高速船でおよそ1時間半、前回の佐多岬も通過しつつ、種子島の海の玄関口、西之表港に到着。出迎えてくれるのは
宇宙に一番近い場所である事を強調しています。
そんな種子島を巡る手段はレンタカー。
レンタカー屋さんはたくさんあって、私がお世話になったレンタカー屋さんは「南星レンタカー」でした。レンタルした時ちょうどキャンペーン中で通常より安くで借りられました。こういう事もあるのでリサーチした方がお得情報を見つけられる事は言うまでもないですね!
レンタカー屋さんは西之表港に車を持ってきてくれていてそこで手続き。さらに返却は港付近の広~い駐車場みたいなところに置いててくれれば良いとの事で…何て適当。でも、奄美もそうでしたが、その適当さがまた良い!ただ一点マイナスな事を言えば、電波が悪くて車のナビがほとんど使えず結局携帯ナビが活躍でした。

さてさてまず、西之表港でひとつの目的がありました。
私はあまり興味が無いので知らなかったのですが友達がその情報を持っていて、あるご朱印が欲しいと。神社じゃないのにあるの?と思いきや、ありました。
それがこちら↓
「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」だそうです。
88ってのは88カ所目という事でしょうかね?こんな物があったとは知らなかったです。アニメが好きな人は集めている物なんでしょうね。
このご朱印は西之表港の観光協会のカウンターにおいてありました。高速船の窓口ではなくフェリーの窓口の方です。建物は別ですが小さい建物が隣同士で建っているのですぐ分かると思います。

そして西之表港からまず向かった種子島開発総合センター、いわゆる鉄砲館。いつか鉄砲まつりの鉄砲隊は見てみたいです。感動しそう。

ここは、入館は後回しにして写真だけ撮り、とにかく南下する事に。
馬毛島を横目に、沖縄まで続く国道58号線を下る。まず目指したのは
雄龍・雌龍の岩。
この岩には仲の良い夫婦の昔話があるようで、その二人の名前にちなんでオタツ・メタツと呼ばれているそうです。そして、その近くにこんなものもありました
タネガシマンというご当地ヒーローがいてその人たちの発祥の地がここだそうです。
なぜかというと、種子島を守る為に、この雄龍・雌龍の神が遣わせたヒーローだと一説にありました。残念ながらこの旅中には出会えませんでしたけどね。

中種子町を通過しつつ、南種子町へ。中種子町にも色々予定はありましたが優先順位を南種子町にしていたのでまず南端へ向かい、丁度お昼前だったのでご飯を食べることに。
その時、大きくて真新しい南種子交番の前にいた私達はそこの入口付近で警察官と地元のおじさんっぽい人がおしゃべりしているのを発見。忙しくないだろうと感じ、その2人にここらでオススメのごはん屋さんを聞いてみた。すぐ近くの食堂をオススメしてくれて行ったのがビジネスホテルも兼ねている「美の吉」という地元っぽいお店。
種子島の名産インギー鶏も食せるらしいということで入店。色々ありましたがインギー鶏のスープで出来たラーメンを食べました。美味しかったです!お昼間間近だったので続々とお客さんが入ってきました。早めに入って良かった。

空腹を満たしたら、次は鉄砲が伝えられた場所、門倉岬へ。
看板通りに進んだのにちょっと道に迷い、でもなぜか到着。
 入り口には鳥居が建っていて何でかなぁと思っていたら中に神社がありました。
入り口からすぐ小さなお土産やさんのようなお店があり、その先に岬が。途中、花がとってもキレイで、ここに来るまでもそうでしたがたくさんのテッポウユリがキレイに咲き乱れていました。
ここには碑や展望台があって、広い公園みたいな所でした。
目の前に広がる海を見ると、海沿いがカーブになっていて種子島の地形がよく分かる場所でした。
屋久島も見えましたよ!
門倉岬からは南種子町を横断。
岬をを出てすぐ、七色展望所というところがありました。何ともキレイな名前!
名前の通りここからの景色は一日に七度も変わるそうです。種子島の名勝八景に選定。
 そして向った豊満神社と豊満池。神武天皇の母、玉依姫を祀っているそうで色々と縁起の良さそうな神社でした。近くに豊満の池もあり、どうやら河童伝説があるらしい。
神社は道路沿いなのですぐ分かり、車を停めて15分ほど歩きましたが入り口の横道から神社の近くまで行けたようです。
そして、やっぱり見たいですよね~、ロケット!

ロケット丘という所があってここから良く見えました。「よく見るやつ!」って感じです。
もちろん時期じゃないのでロケットはありませんでしたが組立棟や発射場が見えて感動。
宇宙科学技術館(宇宙センター)も近くにあって、外にはこんなでっかいロケットの模型も!
空と海と緑のコントラストがとてもキレイな景色でした。この辺りはロケット打ち上げ時は立入禁止とかになるので打ち上げは離れた公園からの見学になります。一般人で一番近くにいけるのは報道陣だけですね。
この宇宙科学技術館から今度は北上。
ちなみに、この時点で西之表を出発して、寄り道しながらで4時間半くらいでした。
時間にして14時くらい。


この日は気温が高く暑いくらいでした。そこで食べたいジェラート!行く前から決めてました。
 民宿「HOPE」にあるジェラート屋さん。外観も中もカワイイ。広い民宿の敷地内にあって民宿もコテージのようなステキな感じでした。種子島産のさとうきびを使うなど地元の味も味わえるかわいいジェラート屋さんに是非お立ち寄りを。

そのまま北上を続けると思いがけずこんなものに出会いました。
マングローブ群生地。種子島にもあったんですね~。
パンフにも書いてあったけどメヒルギって書いてるから分からなかった。同じ物なんですね。
ちなみに北限は鹿児島市の喜入で、海沿いで見られます。でも鹿児島市では群生って感じはしないのでこんな風に群生してるもを見ると迫力がありますね!

そして向かった熊野神社。
結構長い階段を登りました。蛇にも遭遇しちゃうくらいのそんな山手にあります。
ここの神社は無人で、ご朱印は自分でお金を箱に入れて買うスタイルでした。さらに日付けは自分で記入です。

熊野神社を出た頃は15時半くらいで、帰りの高速船は17:10。
このまま北上し、再び西之表市に向かいました。最後に一ヶ所行きたかった所が「月窓亭」。

すご~く簡単にいうと種子島氏が住んでいた武家屋敷。風情ある古き良き物が好きなので駆け込みで入館。入館料¥200。お茶とお菓子を食べながら歴史のビデオを見て、中を見学。広くないので見学するだけならすぐです。射的体験も出来るようでしたが時間切れ。鉄砲館も入館出来ずでした。
ちなみに、鉄砲館と月窓亭の共通入場券もあるようです。

このまま西之表港に向かい、お土産を買い、乗船手続きをし、17時頃には乗船。
そして17:10、途中、キレイな夕陽を見ながら高速船で鹿児島へ。


この行程以外にも千座の岩屋、馬立の岩屋、星空日本一に選ばれた事のある場所などなど行こうと思う場所は他にもたくさんありました。割と急に決めた日帰り種子島でしたが、日帰りでも最低限の行きたい所は行けたし、私の趣味の一環である役場巡りも3市町一気に行けたし私は満足でした。

《今回の行程のおさらい》
7:30高速線で鹿児島発→9:05種子島着→おじゃりもうせロケット→アニメの聖地ご朱印→鉄砲館外観→西之表市役所→雄龍・雌龍の岩→中種子町&南種子町役場→美の吉→門倉岬→7色展望所→豊満神社&池→ロケット丘→宇宙科学技術館(外のみ)→HOPEのジェラート→メヒルギ(マングローブ)群生地→熊野神社→月窓亭→お土産選び→16:40乗船手続き→17:10種子島発→18:45鹿児島着
※所々景色を見るため停車もしています


小さい時に行った印象と大分違って見えた今回の種子島。
こんなに奇岩あったっけ?くらい見たし、その地層もすごかった!
そしてたまに見かけたこの子が意外とかわいい。



※料金や情報は全て2019年5月現在のものです。


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