2013年10月5日土曜日

桜島


鹿児島と言えば…

鹿児島県民に限らず、やはり一番多いイメージは「桜島」ではないでしょうか?

その桜島は周囲(車道)およそ36キロ、鹿児島市にどっしりと構え、圧倒的な存在感を見せつけている。桜島を見るとなぜが元気をもらえるという人もいますよね(私もそう)。

今は噴火回数が多すぎて山頂から近ければ近いほど山肌が灰色である事が多いが、桜島の山肌の緑色がはっきり見える時というのは噴火を忘れさせる程かなり美しい。私はテンションが上がります♪

鹿児島県民にとっては当たり前の桜島。
しかし、鹿児島を訪れた観光客はダイナミックな桜島、さらに噴火や爆発を見るとやたら興奮します。それもそのはず。だって火山が爆発しているんだもの。そりゃ驚きます。
それに、世界的にみても継続的に噴煙を上げる活火山、且つ、そこに人が生活している所など大変珍しいから。

                                                                                    
日本にはおよそ110の活火山があり、そのうち11の火山が鹿児島にあります。中でも桜島は代表的な活火山。東京、北海道に次いで3番目に活火山の多い県なんだそうです。
かつては登山が可能で鹿児島の偉人、大久保利通なども登ったことがあるらしいですよ。
 
桜島は毎日のように元気よく噴煙を上げ続け、観測史上最多の爆発回数を記録しただの色んな記録を更新中…この前は観測史上5000メートルも噴煙が上がり、全国的に話題になりましたね。

薩摩半島にも灰は降りますが、大隅半島の作物被害はかなりのもので、特に垂水や鹿屋などの住民は毎日のように火山灰にうんざり…どこに行っても灰が。錦江湾のサンゴも…
これだけの爆発を繰り返す桜島の地下には半端ない量のマグマの供給があるらしい。
だから爆発を起こしても、起こしてもマグマの供給量は減る事なく、むしろ増え続けているとか…

その桜島、かつては離島。それが大隅半島と陸続きになったのは1914年(大正3年)、いわゆる大正の大噴火です。有村や黒神の集落を埋めつくし、海にも溶岩が流れ出した。
島民が避難する際、中には船ではなく直接海に飛び込み、対岸の鹿児島市まで泳ごうとした人もいたそうです。しかし、この大噴火があったのは真冬の1月12日。当然の事ながら極寒の海。飛び込んだ者の中には噴火とは関係なく凍死してしまった人もいたそうです。
また、逆に海水が温められ、冬でも泳げるくらいになったとも聞いたことあります。時間の関係でしょうかね?
そしてこの大噴火による被害、鹿児島市では、意外にも大噴火に伴う人員被害よりも地震によるものが多かったという…

ちなみに、桜島の溶岩は粘り気があり、流れる速度はかなり遅い。1秒間に10センチも進まない程で見学出来るくらいの速度だそうです。
一例として上げると、面白い話、家を解体して運び、建て直して、移住出来る時間があるほど~という話を聞いたことがあります。
もちろん、現代の家ではなく、昔の造りの民家の話ですけどね。

来年は、そんな大正の大噴火から100年という節目の年にあたります。イベントもたくさんやってますよね~。世界の火山会議もありましたね!

そんな桜島は錦江湾と共に、祝!日本ジオパーク認定!!万歳!!

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