2015年9月13日日曜日

第9話 鹿児島にある活火山


先月、桜島の警戒レベルが4に引き上げられました。ビックリしましたね。
緊急メールが鳴り、前代未聞の出来事で初めて桜島を怖いと思ったし、遂に来たか…と思いました。以前からそろそろ大きい噴火が起こってもおかしくないと言われていたので。
しかし、何事もなくレベル3に戻りいつもの日常が戻ってきて良かったです。
そんな活火山である桜島。鹿児島市にあって実際噴火が目に見えるくらい活発なので分かりやすい火山ですが、鹿児島県には桜島以外にも活火山がいくつかあります。
そんな活火山のご紹介。

 


日本にはおよそ110の活火山があり、そのうちの11の活火山が鹿児島にあります。
※マールの説明までしません。気になる方はググって下さい。
                      
                                                          
【鹿児島県にある活火山】
北から順に~



1.霧島山(大小20あまりの火山をひっくるめて霧島山です)


2.米丸・住吉池マール(マールの中に田んぼがあります)

3.若尊(鹿児島湾の北東部に位置する海底火山。たぎりが見られます)


4.桜島(ご存じの通りです)


5.池田・山川マール指宿市の山川港あたりがそうです)

6.開聞岳(きれいな円錐形の火山。別名薩摩富士)


7.薩摩硫黄島3つの島からなる三島村。そのうちの1つ)

8.口永良部島記憶に新しい火山島)

9.口之島日本一長い村“十島村”の一番北に位置する島)

10.中之島同上。口之島の南に位置します)

11.諏訪之瀬島(同上。意外と活発です)


以上です。
ちなみに…十島村に属する悪石島や横当島なども火山地形は鮮明らしいのですが噴火年代を示す証拠がないため活火山とは認定されていないそうです。




ところで…そもそも活火山はどういった定義があるのでしょう?


元々火山の寿命はおよそ10万年と言われているそうです。なので“休火山”や“死火山”という言葉も聞く事がありますが適切な言葉ではない事になります。休んでいるように見えても新しい火山活動から10万年を超えていなければ活火山だし、死んでいたらそもそも既に活火山ではないと言う事に(という風に私は解釈しています)


一連の火山活動はおよそ1万年継続するそうです。よって1万年前より新しい火山を活火山とする!ということになっているそうです。
私たちが生きている間に火山活動がなくても、過去さかのぼって1万年以内に火山活動があればそれは活火山。
何かややこしい説明になってしまいましたが…要は→→
今からおよそ1万年前というとだいたい縄文時代の早期くらいかと思います。なので縄文時代から平成時代(今日まで)の間に火山活動があった火山は全て活火山という事です。




今、各地で火山が活発化しているように見えますが、昔(江戸時代以前など)は記録を残すという作業が微弱だった為、火山活動がなかったかそれともあっても記録が残ってないかとはっきりしていないだけで、日本はいつでも大地大動乱期で、火山はいつも活動しているそうです。
大噴火が起きたりしたらどうしよう…と、もちろん不安もありますが火山がある事で温泉が出たり、地熱発電が出来たりと、それなりの恩恵も受けている我が鹿児島です。

※今では見られない2011年の噴火以前の新燃岳のカルデラ湖

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