2014年6月26日木曜日

タネ・マフタ in NZ

※去年もさらっと書きましたが再度詳しく書かせて頂きます☆

一気にとんでニュージーランド(以下NZ)のオークランド!
大好きなNZに来たという事が嬉しくて顔がにやけてる自分が分かった 笑
 到着したのは夜。その日はバッパーに泊まり、翌日に備える…
翌朝、ツアー会社の人が迎えにきてくれて、車で約3時間の道のりをいざ出発!
今回お世話になるのはナビ・アウトドアツアーズというツアー会社のダイさん。日本人のおじさまである。ダイさんはNZに来て長いし、ツアー会社やってるし、本当に色んな事をたくさん知っていた。だから色んな事を教えてくれたし、話してくれた。先住民マオリ族の事、NZの歴史、好きな偉人(笑)の話…あと、私の森(山)歩きに慣れてるような格好と雰囲気を見て「こっちでガイドやりませんか?そんな気質持ってますよ!」と、言われたり 笑。
そして、やはり私の今回のメールの話も。
 
私のメールを見て、
「もうこれは行ってあげるしかないよ~オレが行くから行ってあげようよ」
という話になったらしい。
そう、社長自ら出てきてくれたのだ。ここ最近は社内で仕事をしている事が多いという社長が。実際、ワイポウア・フォレストに着いた時「久々に来たなぁ~」って、つぶやいてたよ。
あと、私がタネ・マフタに「会いたい!」という表現を使っていた事も気持ちが伝わった要因の一つだったみたい。この表現に感動してる様子だった。
私は特に何も考えず、普通に「会う」という表現が出て来たんだよね。「見る」とか全然出てこなかったし、この表現じゃ何か違う。しっくりこない。合わない。
見るんじゃない、会うんだ!って。

車を走らせ、ワイポウア・フォレストに到着。早速タネ・マフタに会いに!
元々のツアーではタネ・マフタは後半なんだけど私の中でタネ・マフタがメインである事を知っているダイさんは最初に連れて行ってくれた。他にツアー客いないし(笑)
タネ・マフタは縄文杉のように何時間も歩く必要はなく、すぐ会える。しかもちゃんと遊歩道がある(ちなみに縄文杉にも会いに行ったことあります。片道5時間かかったよ)。

「タネ・マフタは右側に見えてくるからね」とダイさん。
ソワソワしながらずっと右側を見て歩き、目を凝らす私。
 
ダイさん:「ほら!見えて来た。見える?あそこ!」
私:   「え?どこですか?…え?え?分からない。どこ?どこですか?」
ダイさん:「…後ろ、見てごらん」


 !!!!!!!!!!


振り返った私は声が出なかった…
大きくて、高くて、神秘的で、立派な木が振り返った私の目の前に力強く立っていました。


そう!
タネ・マフタ!!!!!


ダイさんのこの演出、上手い!!この演出で良かった!!徐々に見えてくるよりも感動が大きい!!!すっごく、すっごく感動した!!!興奮した!!!


そう!
あなたに会いに来ました!!








縄文杉と姉妹木であるタネ・マフタ。先住民マオリの言葉で「森の神」を意味する。本当に立派なカウリの巨木だった。

タネ・マフタの存在を知ったのはおよそ8年前。ガイドブックで知り、「縄文杉みたい…」と思い、その後、まさかの姉妹木に!
そして、いつか必ず会いに行く!と決め、今回会いに来たんです!!

タネ・マフタに会った後、他のカウリの巨木にも会いに森を歩いた。
ここにタネ・マフタより高さは低いけど、幹回りが大きいカウリの巨木がある。その名はテ・マツア・ナへレ。「森の父」という意味を持つ。


これも超感動!しかもダイさんがこの木に会いに行く時マオリ語でマオリの歌を歌ったんだけど、それがまたすごくイイ!!森に響くマオリ語の歌がさらに神聖な気持ちにさせてくれた。私の為に歌ったのではなく、「今からあなたに会いに行きます」という意味を込めて…






テ・マツア・ナへレ意外にもカウリの巨木が。
唯一触わる事が許されている7番目に大きいヤカス、姉妹のように並んで立っているフォーシスターズにも会いました。そして、最後にもう一度タネ・マフタに会い、この森を出ました。

そして、ビジターセンターに寄って姉妹木締結の調印証を確認。屋久島の町長さんのサインがありました。















あぁ、鹿児島つながり…(^^



姉妹木として盟約が結ばれたけど、一日のツアー客の数が限定されているとも聞いた。確か21人って言ってたかな。
ダイさんのとこのツアー客が21人なのか、ここに来る客全員合わせて21人なのか、どっちだったか覚えてないけど、多分ダイさんのツアー客の数。許可をもらってるのが21人までって事だったと思う。

 
ちなみに…
姉妹木締結はNZ側から、タネ・マフタにも観光客がたくさん来るように、縄文杉の人気にあやかりたいという願掛けのような意味を込めての打診だと聞いた。人を呼びたいと…
だけど、ここで問題になるのがこの森に住んでいる先住民マオリの人達の許可。今はどうなのか詳しくは知らないけど、NZ政府は観光地として売りたいと思ってもマオリの人達にとって観光客なんていらない。なんで自分たちの領域に他人が入ってくる必要があるのか、冗談じゃない!って、感じでしょうね。ただ、マオリの人達も皆が皆反対しているわけではないらしいけどね。

 
本当に立派なタネ・マフタ。また会いたい!とホントに思います。
この木を見て泣く人がいたり、“ありがとうございます”と言う人もいるらしいけど、その気持ち分かる!!
そして、ダイさんのツアー会社にお願いして良かったと思う。
それにダイさんのツアー会社では毎年、姉妹木の国際事業の一環でホームスティに来る屋久島の子供たちのお世話をしてるらしく、私が行った時も丁度、屋久島の子供たちが来ている時期でした。送迎やホームスティ、タネ・マフタの案内など。ツアー会社まで鹿児島繋りが!

ダイさん、今度はホキアンガ(地域の名称)で会いましょう!!

2014年で姉妹木締結して5年になる。7月にセレモニーがあるらしいんだけど…
あー!参加したい!!(>_<)

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。